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シチズンマシナリー、中国工場を移転・拡張

自動旋盤、生産能力倍増へ

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 シチズンマシナリー(中島圭一社長)は、中国山東省にある重要製造拠点の一つ、西鉄城(中国)精密机械有限公司(CITIZEN (CHINA) PRECISION MACHINERY CO., LTD.)を拡張のため移転し、新工場を建設する。
 新工場は現工場から車で5分の距離にあり、2021年2月竣工予定。延床面積は現工場の約3倍(3万4200平方m)、生産能力は現在の倍増となる月産最大350台を予定している。生産工程の自動化を推進するほか、工程進捗や設備稼働状況を可視化するシステムを導入し、スマート化による生産性向上も進める。ショールームも従来の倍のスペースとなり、テストカットなどのサービスを充実させる。
 同社では「新工場の建設に合わせて、対象加工径が1~42ミリという幅広い商品ラインアップや、独自の加工技術、IoTソリューションなどの特長を訴求して、販売の拡大を目指す」としている。そのほか、従業員の福利厚生向けに、工場敷地内にスポーツジムやバスケットコートを設置。2棟の社員寮建設など、従業員が働きやすい環境も整える。
 中国市場は足元で低迷が続いているが、同社では「中長期的に拡大が見込まれる市場」とみる。「人件費の上昇で自動化や省人化対応が求められ、付加価値の高い日本メーカーの工作機械へのニーズは高まっている。また、中国政府は製造業の高度化を目指しており、大手企業の大口案件の増加も見込まれる」(同社)。

(2019年11月25日号掲載)