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三井精機工業、自社展に1308人来場

新コンプレッサや自動化に自信

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 三井精機工業(加藤欣一社長)は、恒例のプライベートショー「2020MTF」を1月29日、30日の2日間、埼玉県の本社にて開催した。新機種も披露され、2日間で1308人が訪れた。
 現在、5タイプ222機種のコンプレッサを製造している同社が新たに開発したのが「Zgaiard(ジーガイア)」の屋外設置タイプ「ZV37」「ZV75」の2機種。シリーズの性能はそのままに、設置面積をZV37は約4割、ZV75は5割以下に抑えた。
 同社・坂口重春営業副本部長は「屋外型も『三井精機が作るとこうなる』という自信作。筐体は保護等級IP23、内部はIP68のパーツを使用し耐久性と安全性をしっかり確保した」と胸を張る。
 コンプレッサのIoTシステムでは新たに、次世代型台数制御システム「Z︱MacsⅡ」(6月発売予定)を開発した。配管圧損によるロスを踏まえ、タンク内の最終圧力を検知して過不足なくインバータ制御できるDLD(ダイレクトリニアドライブ)制御を搭載。最大で12台のコンプレッサを一括制御でき、大幅な省エネ化が可能になる。
 運転状態や吐出温度などの稼働データをクラウドに収集する監視システム「Z-Cloud」との併用で、故障予知・保全や修理対応もスムーズになる。
 工作機械では高精度加工領域での自動化が大きなテーマになった。一昨年JIMTOFで初披露した精密ねじ研削盤「GSH200A」は、有効径のばらつきを3ミクロン以下に抑えられる自動測定・補正機能などを搭載。加藤社長は「直動ガイドメーカーなど向けに導入テストを進めているが、職人技の自動化や面積生産性を2倍以上に高められる点などが非常に好評。5G商用化やCASE対応などで半導体製造装置向けのガイド需要拡大に期待が大きい」という。
 また、航空機部品加工で好評の立形5軸MC「Vertex55XⅢ」ではパレット搬出入を同時にできるボクサータイプの自動交換装置を披露。1パレットを外段取り位置に移動させて職人が機内でワーク調整できるなど高精度一品モノにも対応させた。
 プレシジョンプロファイルセンタ「PJ812」ではフライス仕上げにも強いBT50クラスの主軸(HSK100)や、工具のレーザー測定システムを搭載した。古川直哉営業副本部長は「需要が拡大する積層モータコア向けの金型などで、精密仕上げ加工の自動化を狙って開発を進めている。PJ812は位置決め・繰返し精度がサブミクロン台と桁違いに良く、機上計測・補正結果を正しく反映できる」と自信をみせた。

(2020年2月10日号掲載)

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