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Kyoto Robotics、滋賀で「スマートロジスティクスソリューション展示会」を開催

ティーチレスのパレ・デパレデモ披露

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 Kyoto Roboticsは1月28日から3日間、滋賀県草津市のロボットセンターで「スマートロジスティクスソリューション展示会」を開催した。カメラと高出力プロジェクタを組み合わせた3次元ビジョンセンサ「TVS」で知られる同社だが、会場では実際にTVSを用いて多関節ロボットを知能化。単載・混載デパレタイジング、パレタイジング(開発中)のデモを披露しつつ、マスタレスやティーチングレスなどの優位性をアピールした。
 デモのなかで際立ったのが、TVSを用いた3次元認識技術の精度の高さだ。例えば混載デパレタイジングでは、パレット上に積まれた複数種のダンボールをマスタレス(事前登録なし)で認識し、ロボットが次々ハンドリング。ワーク同士の境目が認識しづらい場合にAIが自己判断でワークをずらし、境目を認識する「AIずらし機能」(特許出願中)も披露した。「(AIずらし機能は)現場のチョコ停をなくすための技術。また、プロジェクタは外乱光の影響を受けにくい高出力タイプで、投影パターンには点群計測精度の高い位相シフト方式を採用している」(同社)。これらの技術により、TVSによる認識率は「99・99%を実現した」という。
 また、開発中のパレタイジングシステムにも注目が集まった。同システムの流れは、上位から受け取ったワークリストを元に、独自のアルゴリズムで最適な順番・積み方をロボット側が判断。その結果を上位システムへとフィードバックし、順番どおりに流れてきた箱を、ロボットがカゴ台車へ自動で積みつけるというもの。
 担当者は「コンベヤとカゴ車の両方に搭載した3次元ビジョンにより、箱やカゴ車の位置、荷崩れの有無を積み付けの度に検知する。ティーチングの手間を省きつつ、ロボット側で常に最適動作を行える」と話していた。

(2020年2月25日号掲載)