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東京精密、新設の大阪営業所 披露

内覧会に最多950人来場

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 東京精密は2月7・8日、大阪府吹田市にリニューアルオープンした大阪営業所とショールームを披露した。この前日に一部の関係者向けに開いたプレオープンを含め3日間で過去最多となる950人が来場した。計測機器の見学・評価および研修などが行える「メトロロジーセンター」は延床2100平方mと従来から3倍に、ショールーム部分は210平方mと同2倍に拡大。ただ同社は「展示機は3次元座標測定機8台を含め計21台と従来より1・5倍に抑え、余裕ある配置を心がけた」(計測社国内営業4部の増田岳史部長)と言う。
 ショールームは1階に設置。新製品は土浦工場(茨城県土浦市)で最初に披露することが多いが、3次元測定機3台は今回が日本初披露となった。1995年から業務提携するカールツァイス製の「ZEISS PRISMO verity」はその1つ。各軸のスケール素材に熱膨張係数が極めて小さいゼロデュアを採用し、最大許容長さ測定誤差の初項は0.7ミクロン。シリーズ最上位機種のPRISMO ultra(初項0.5ミクロン)と他機種(初項0.9ミクロン)の間に位置する機種がこれまでになく、両機の価格差は2千万円ほどと大きな隔たりがあった。その溝を埋める機種として注目されそうだ。
 売れ筋として紹介した非接触3次元表面粗さ・形状測定機「Opt-scope」は発売から5年ほど経過し、年々販売台数を増やしている。同社機は2次元測定する接触式が多いが、本機は1ショットで3次元の面で測定することができる。「接触の2次元式で面を測るのに一晩ほど要するものが1ショット約10秒で済む。国内では珍しい白色光を使うことで他社製が苦手とする光沢・透明ワークにも対応する」(増田部長)。超音波方式などでしか見られなかったコーティング面の均一性も確認できるという。
 ショールームは製品色同様の白・シルバーを基調とし、大小の測定機を余裕をもって展示。2階の事務所は木目のデスク・キャビネットとともに壁面緑化を随所に採り入れた。3階はこれまでの大阪営業所にはなかった105人収容のセミナールーム、会議室、応接室、商談スペースを備える。

(2020年2月25日号掲載)