LONG TWEET

今号(5月15日号)より

弊紙では年4回、アジアの製造業に着目した特集を組んでいる。直近の5月15日号では―アジア国際物流「最適解」を探る―をテーマに6ページの大型企画を設けた。もっとも、「探るゾオ」などと気合は入れてはみたものの、目下はアジア渡航取材など不可能な状況。国内で識者やアジア物流関連業者の意見を聞き、統計数字をこまめに集めてまとめることとあいなった。

そうやって紙面を作るなか、よくよく見えてきた一つが、当特集で担当記者が力を入れた「コールドチェーン市場」の将来可能性だ。ここでのコールドチェーンとは低温物流を指す。ASEAN市場における1人あたりの冷凍冷蔵食品消費量は欧米や日本に比べまだ数分の一で、だからかコールドチェーンで求められる品質維持管理に対する考えもまだまだ甘いとの見方が少なくない。しかし「それだけに」ソリューション事業の活躍場が大きく広がってきた。実際、コールドチェーン高度化に向けたインフラ整備的な動きはASEANで急ピッチ。大手物流関連企業も、このコールド物流に熱い視線を注ぐ。

特集ではマテハン大手・ダイフクの納入例などを捉えた。巨大物流センターに冷蔵自動倉庫・冷凍自動倉庫を納め、高速搬送台車を使って冷凍エリアへ、あるいは冷蔵エリアへと冷凍食品をスピーディに入出庫する。日本の低温物流をアジアへ―という言葉に力強さを感じる。