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今号(5月25日号)より

今こそ知りたい、生産財情報―を今号の特集タイトルにした。モノづくりを支える生産財は、産業界で広く価値が認知されているが、展示会が開かれず、訪問営業ができず、新製品のPRもなかなかままならない、まるで季節を越えて冬ごもりが続くような状況にあるからこそ、「今こそ知りたい」と銘打ち、生産財の最新価値を改めてあぶりだそうとしたワケ。

ところが取材を終えて、副題が加わった。―逆境で加速、デジタル革新の波―と。マシンの立会検査やテストカット結果を映像で遠隔チェック。オンラインセミナーやWEB展示会が方々で開催され、技術解説もライブで行い、双方向のQ&Aで即座に解決のヒントを与える…。

「今こそ知りたい」との特集タイトルは、今の状況下で起きている認知度の拡がりにくさを補ってやろうという本紙の意思を込めたものだったが、「今だからこそ、変わる」世界がまざまざ広がっていることを認識した次第。モノづくりの現場でも、遠隔操作やごく少人数による工場オペレーションが広がり、近未来の標準を一気に引き寄せている。「夢の無人工場が理想から現実のものへと進化するアフタコロナ時代を迎えようとしているかもしれない」―とは、近畿大学理工学部・西藪和明教授が本特集に寄稿したコラムの一文だ。