オヤジの喜怒哀愁

2020年5月25日号

町内会の出来事

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 今年度、我が家は町内会第13班の班長に就任した。「長」がつく役職にありがちなことではあるけれど、要は雑用係でできれば免れたいと考える人が多く、まったく油断していたのが3軒飛ばしの荒技でお鉢が回ってきた。班長をしていると些細なことではあるが町内のいろいろなことが見えてくる。
 メーンの仕事は回覧板を回すこと、区費の徴収、一斉清掃の時にペットボトルのお茶を配ること、理事会への出席。コロナで今のところ会合が中止になっているのは助かる。一斉清掃も中止への期待がかかるところだ。
 先日、さっそく区費徴収の日程を回覧板で回した。13班には20軒ほどの家が所属している。1週間ほどして返ってきた回覧板は雨に打たれ、文字は滲んでいた。「雨に濡れない場所に置くように次の回覧で注意書きをしてください」というメモが一緒についている。やれやれ。

一斉清掃
 区費を徴収して回ると、ある家で「ウチは12班に納入済みです」と言って領収証を提示するおじいさんがいた。「回覧板も回さなくていい」と言う。前任者から引き継いだ表にはリストアップされており、場所も13班の領域なのである。後で調べてみるとこのおじいさん、12班領域に一人で暮らしていたが最近、13班に住んでいる娘一家と同居を始めたらしい。13班に移動したのだから13班で区費を払い、回覧板を受けるのが筋と思うのだが、おじいさんの古くからの人的つながりや、班長人事をめぐる娘一家の思惑などが複雑に絡む問題なので、深追いは避けることにした。
 前年度まで回覧を回していなかったアパート住人にも今年から回してほしいという依頼が区長からあった。ただし、アパートに回覧を回すと時間がかかったり、その後に回らなかったりするのでアパートだけ別に回し放しの(班長に戻さなくていい)回覧を回してはどうかと区長は言う。班長に対する労働強化で、こうしたことから班長の引き受け手が次第に減っていくのだろうと思う。
 昨日はおばあさんがやって来て、「マスクが2枚届いたんじゃが、一斉清掃は年3回あるから1枚足りんのじゃなかか?」と言う。町内会で一斉清掃のためにマスクを配ったことはこれまでなく、いったい誰がマスクを2枚配ったのだろう。