オヤジの喜怒哀愁

2020年8月10日号

コロナ・カタストロフ

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 今回で最終回となるので、さあて何を書こうかなと考えたのだけれど、月並みになるがコロナのことを書こうと思う。
 若い頃、この世から戦争をなくすにはどうすればよいかを考えた末の結論は「宇宙人でも攻めてこない限り無理」だった。いま新型コロナウィルスの脅威にさらされて世界中の人たちが運命共同体としてリスクを共有している状況はまさにそんな感じだ。
 宇宙人は概念の域を出ていないが、コロナはいま目の前で起きている現実である。「いやあ、今回のコロナには参りましたねぇ」なんて挨拶が世界中で通用するわけだから。
 海外では強制力を伴う外出禁止令を出したところがあるし、国内も自粛の名の下に個人の行動が著しく制限されている。首都圏に住む子どもたちに会いたくても会えない、外食できない、飲みにも行けないなどということは来年還暦を迎えるオヤジも過去に経験したことがない。

地球人の行方
 学校も会社もテレワークでいいんじゃない?ということが判明。ビジネスのネット化、オンライン化に拍車がかかっている。高い賃貸料を払って一等地に事務所を構える必要があるのか、光熱費や通信費を払う必要があるのか、企業は真剣に考え始めている。
 外食産業やファッションなどの店頭販売は大打撃を被っており、こうなると早晩不動産業界にも不振の波が押し寄せ、金融に影響が出ることが予想できる。衣食住のあり方が大きく変化し、カネの流れが変わる。
 国内ではPCR検査数と感染者数が他国に比べて桁違いに少ないことについていまだ誰も合理的な説明をしてくれない。そんな疑問どこ吹く風と事態はどんどん推移していく。感染者数の増加がニュースで伝えられ、重苦しいムードが漂う…。
 バブルに踊ったオヤジは自粛疲れでつい「パーッと行こう、パーッと」なんて叫び出したくなるが、自粛警察にバレたらヤバいし、会社の感染者第1号になるのもできれば避けたい。ワクチンや治療薬ができてコロナがインフルエンザのように社会的に受容されるまで気長に待つほかはないようだ。
 それにしてもコロナ・カタストロフは我々地球人をどこへ連れて行こうとしているのだろう。