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今号(10月10日号)より

風が吹けば桶屋が儲かる…というが、似た点で今は、コロナ感染症が蔓延し、街の「はんこ屋さん」が苦境という。コロナ渦を背景にテレワーク、電子化、オンラインビジネスへの移行が急だが、かたや「はんこ」は、リアル社会のなかで、実際の手を使って押印しなければならない。筆者の周辺でも自宅でのテレワークを中断し、「押印」の為だけに出社したなんて話がゴロゴロ。今年6月に政府が「契約書に押印は基本不要」などと方針を発表して以降、脱はんこは着実に前進中だ。かくして、「はんこ」の悪玉説&不要説がかまびすしいほど。気の毒な反面、たまたま身近に知り合いがいないからだが、時代の流れには逆らえないのかナ、などと思ってしまう。

さて、前置きが長くなったが、今号では「新時代の働き方」を特集した。オンライン活用が進む一方で、在宅勤務の課題は押印のみならず、ペーパーレス化の不十分、ネットワーク環境の整備の不十分、さらにコミュニケーションが乏しくなる、どうしても在宅ではやれない仕事がある、電子化にコストがかかるなどさまざま。そうした課題への対応を取材で拾いながら、担当記者が特集にまとめた。

働き方改革関連法が成立して2年、その内容は労働時間上限規制、均等均衡待遇、労働時間把握義務、インターバル規制努力義務などだった。各企業、対応をはかってきたが、今は同関連法を超えた取り組みに進み、新たな企業文化と風土を生みつつある。