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エコプロダクツ、来場16万人超

水素&蓄電技術に注目点多々

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 去る12月11日から3日間にわたり「エコプロダクツ2014」が開催、16万1647名の来場を記録した。主催は(一社)産業環境管理協会と日本経済新聞社。
 「日本最大級の環境展示会」との触れ込みにふさわしく、話題の燃料電池車からゼロエネを目指すマネージメントシステム、森林資源活用、エコ家電、エコ物流、環境にやさしい日用品、自治体や市民団体を核にしたエコ暮らしの提案、文化人らによるトークショーと環境を切り口に多種多彩な展示物・企画を一堂に揃えた。来場者は企業や行政関係者以外に、小学生から中・高・大学生まで、教育の一環として訪れた学生の姿が目立っていた。

蓄電技術などに関心
 多岐にわたる出展物のなか、技術・市場性の両面から注目されたものに「水素技術」や「蓄電装置」があった。前者では、発売を目前に控えたトヨタの燃料電池車「MIRAI」の展示と試乗会、ホンダの新型FCVが目を引いたほか、水素ステーションに関連する技術展示やビジネス紹介が増えていた。
 後者の蓄電に絡んでは、システムの低価格化が実感されるとともに、「創エネし売電する」流れが買い取り単価の低下傾向などから近い将来、「蓄電して使う」に変わるであろうことを睨んだビジネス提案があった。
 パナソニックは希望小売価格90万円と100万円を切る5.5キロワットタイプの蓄電システムをアピール。説明員は「2、3年後に波が来そう。それにBCP対策としてコンセントから充・蓄電する企業も既に増えつつある」とした。7.8キロワットタイプ(オープン価格)を展示したNECでも「今は電気を溜めるより売ることにお得感があるが、いずれ変わってきそう」との説明。初期投資を無くすレンタル販売などに力を入れているという。京セラは14キロワットクラスの大型家庭用蓄電システムを出品。大和ハウスは「大容量化しても日常的に使えるほど電気を蓄えられるわけではない」とし、非常用電源として機能する6キロワットタイプを訴求していた。また三菱電機は太陽光発電とEV車の双方に唯一対応できるパワーコンディショナーを説明した。燃料電池車を展示したホンダは、燃料電池車などに接続し、非常時やアウトドアの電源として使える外部給電用インバータも見せていた。出展物からは電気を創り・蓄え・使用する―その次世代形が浮き出された感。