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足場からの墜落防止強化、今年7月安衛則改正

 労働安全衛生規則の一部改正に、足場からの墜落防止対策の強化が盛り込まれる。労働者への特別教育の対象に足場の組立・解体・変更が加わったほか、鋼管足場の規定も見直されることになった。
 足場からの墜落・転落災害の防止について、厚生労働省は2009年6月に同規則を改正し、防止措置の強化を図ってきた。施行後3年をめどに、規則の効果を把握して新たな対策を検討する当初の計画に沿って、今年7月に新たな改正規則の施行(特別教育に関しては経過措置)に踏み切る予定だ。
 高さ2m以上の作業床は、幅40cm以上、床材間のすき間3cm未満という従来の要件に、「床材と建地のすき間は12㌢未満」が追加された。作業の性質上、手すりなどの墜落防止設備を付けられなかったり、一時的に取り外す必要があったりしたときには、「関係労働者以外の立入を禁止」することに。架設通路や作業構台も同様で、作業終了後、取り外した手すりを元の状態に戻す必要があるとした。
 足場の組立作業にも手が加えられた。規則対象の高さを5㍍以上から2m以上に拡大。足場材の緊結(部材結合)作業に対する墜落措置として、足場の幅を従来の約2倍、40cm以上に設定したほか、作業者が装着する安全帯の取付設備の設置も盛り込んだ。
 建地の下端にかかる設計荷重が最大使用荷重を超えないときは、足場の鋼管を2本組にする必要がなくなったこともポイント。注文者の点検義務も拡充させ、足場や作業構台の組立・一部解体・変更した後、足場の状態を点検し、危険の恐れがあるときは、すみやかに修理することを定めた。