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金型工業会西部支部、先進国製造業の活路を説く

「常に人と違う経営を」

 (一社)日本金型工業会西部支部(堀口展男支部長)は12月16日、大阪科学技術センタービルで「先進国製造業の生きる道2×2」と題したセミナーを開催した。講師は電子部品・電子機器業界のアナリストとして活躍する、フロンティア・マネジメントの村田朋博マネージングディレクターで、著書に「電子部品だけがなぜ強い」(日本経済新聞出版社、2011年)などがある。
 村田氏は「常に人と違うことをする『天邪鬼経営』が企業経営の根幹」と説き、キーエンスや村田製作所など電子部品関連の高収益企業の実例を紹介した。創業以来、粗利益率80%弱を維持するキーエンスについては「その時々の魅力的な技術をシステムに組み上げて付加価値を上げる、いわば電機業界の秋元康」と評する。同社では営業マンから毎月約1000件あがるユーザーのニーズを分析し、その課題を汎用的に解決できる商品を開発する。会議で提案される新製品のうち、製品化に至るのはわずか1%の狭き門だ。
 また、新興国企業との競争激化への対応として、川上側へ競争の場所をずらすことや、自社の得意分野を究めることなどを挙げた。