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オーエスジー、20年度売上1500億円へ

ブランド戦略、対面型販売強化

 「日本の切削工具メーカーとして初めて連結売上高1000億円(2014年11月期決算)を達成した」。オーエスジーの石川則夫社長は、1月19日に開いた記者会見でそう口火をきった。
 第2四半期以降、国内外の全地域で業績を上げ、中期経営計画目標を2年前倒しで実現した。主要顧客である自動車産業は、独製高級車の取り込みに成功。韓国でも新製品投入効果で、現代自動車や起亜自動車向けの受注が好調だ。
 昨秋、リーズナブルと難削材加工の2本柱で製品展開する「Aブランド戦略」を発表したばかり。海外販売代理店網の整備と強化に取り組みながら、タップ、ドリル、エンドミル、刃先交換式工具などのラインナップを拡充する。
 「カタログに掲載されている約4万点の標準品のうち、フラッグシップであるAブランドが何割を占めることができるか。主力製品ごとにボリュームゾーンでシェアアップを図る新製品を投入したい」 航空機産業の増産に対応するため、年内にも新城工場のダイヤコーティング能力を増強する。航空機向け工具の割合はまだ低いものの、前年同期比で25%増加しており、石川社長も「15年はさらに大きく伸びる」と期待を寄せる。
 次のステージは、2020年度連結売上高1500億円。重点投資政策の中でも、大手ユーザー開拓として対面型販売組織拡充に力を入れる。
 「あくまで私見だが世界の切削工具市場は、超硬、ハイス、CBM含めて2兆5千億円あると思う。BtoBビジネスは、お客様あっての成長。対面型販売で未来のニーズを取り込むことで、変化に対応できる」