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三菱重工、門形5面加工機「MVR-Eχシリーズ」

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三菱重工門形5面加工機「MVR-Eχシリーズ」

サーモスタビライザコラムを標準搭載

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 三菱重工業(工作機械事業部)はこのほど、大形工作機械の主力マシンである門形5面加工機MVRシリーズの新モデル「MVR-Eχシリーズ」を開発した。
 超精密加工機に採用している内部冷却主軸と、外気温の変化による変形を抑制するサーモスタビライザコラムを国内の門形工作機械で初めて標準搭載。「より容易に高精度な加工ができるようにした」(同社)としている。
 新モデルは、毎分8000回転の高速主軸を標準採用。内部冷却機構を主軸とラムに搭載することで、主軸の伸びとベアリングの発熱を抑制し、低速域で従来 機以上の重切削加工と金型などの高速・高精度の仕上げ加工を両立したという。また、サーモスタビライザコラムにより、補正機能では修正できないコラムの傾 きや縮みといった熱変位を、X軸とZ軸の直角度変化で500㍉あたり6μ㍍以内と極限まで抑制。設置場所の環境変化にも影響されにくくしたほか、主要構造 体のサドルおよびクロスレールの剛性も高めており、ラムを800mm繰り出した状態でもハイパワーで安定的に切削加工できる。
 一方、操作パネル画面には面積が従来比約2倍の15インチパネルを採用し、必要な情報を見やすく表示。保守画面のビジュアル化やワーク段取り時の簡易芯 出しなどのオペレーターフレンドリー機能を導入しているほか、機械の状態を同社サービスセンターから遠隔監視できるリモートモニタリング保守サービス機能 も標準搭載。段取り替え無しで側面加工が可能なライトアングルヘッドなど多彩なアタッチメントも取り揃えている。
 MVRシリーズは2003年の発売以来、金型・産業機械・建設機械や半導体製造装置など幅広い製造現場を中心に1000台以上の受注実績がある。
 同社では、新モデルの製品化に伴い、既存ユーザーの設備更新ニーズに対応、積極的な販売活動を展開する。