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ソディック、新型ミーリングセンタ7月発売

自社製CFRP、ヘッド部に採用も

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 ソディックはハイスピードミーリングセンタとして好評のHS430の後継機種として「UH(ウルトラハイスピード)430L」を開発、この2月上旬に実施した本社プライベートショーで公開した。今年7月に発売する。
 サーボ機能を高めるなどしてHS430からさらに追従性を上げた。加工物の最大積載質量も1.6倍にアップさせた。またNCソフトと同等のNCプログラム解析能力を持ち、加工シミュレーション、加工時間の見積りなどを行える実加工シミュレータソフトを標準搭載した。
 特筆点は、微細高速加工に特化した「HSK-E25タイプ」と、幅広い用途に対応する「HSK-E32タイプ」の2種の仕様を持たせたことだ。工具シャンク部に大小違いをつけたうえ、微細高速加工タイプ「HSK-E25」では、主軸を構成するヘッド部の構造体に自社製CFRPを採用した。ヘッド部の質量を従来の41%軽量化させ、結果としてZ軸とX軸の運動性能が大幅に向上。高加速度でX軸を移動させても振動の発生が無く、「高速かつ微細な加工能力が一段と高まった」という。LEDリフレクタ金型の加工事例では、従来比で42%、加工時間を短縮できたという。
 幅広い用途に対応するタイプ「HSK-E32タイプ」は、スピンドルのトルクを従来比で17%高め、高硬度材の直彫り加工などで安定感を増した。最近のマーケット要求の一つである「ダイヤモンド工具を使った超硬合金の微細切り込みによる高速加工」などでハイパフォーマンスを発揮できるという。
 標準価格(税別)は、UH430Lの「HSK-E25タイプ」が2200万円から。同32タイプは2100万円から。年間60台以上の生産体制を計画している。