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サンドビック、全国3カ所で販売店総会

5分野に注力する方針示す

 サンドビック切削工具部門の主力販売店で構成するコロマント会の地区総会が、2月中旬から下旬にかけて名古屋、東京、大阪で相次いで開催された。
 コロマントカンパニーバイスプレジデントの高屋政一氏は、2014年の国内業績に関して、「過去6年間の中で最高の実績を残せた。中でも業績の大半を占める流通ルートは前年から二けた成長している。世の中の伸びに対して当社も成長できるように、リーマン・ショック以前のレベルまでいかに戻していくかが課題だ」と挨拶した。
 2015年の営業戦略として、さらなる市場拡大が予想される、自動車、航空機、ソリッド工具、機械搭載、日系企業のアジアサポートに焦点を当て展開する方針を明らかにした後、営業本部内に各専門のビジネスユニットを設置したことを報告した。
 自動車産業は、CBNなどの旋削工具を中心に、前年に引き続きコンポーネント別に加工技術を提案。航空機産業に対しては「一番成長が期待できる。さらに注力していきたい」と強調した。
 中部日本地区の会場では、サンドビック・コロマントのスウェーデン本社から開発・製品上席執行部長のマルガレータ・ポールソン氏が講演した。開発にあたって、「強靭で軽量な素材は削りにくいが我々にとっては新しいチャンス」と話し、エネルギー消費量を抑えた工具が求められるとした。
 3Dプリンターの影響についても言及し、「当社のユーザーの中にも3Dプリンターで実際に部品を作っているところがある。荒加工が減るといった変化が生まれることはあっても、金属切削の仕事がなくなることはない。インコネルと鋼を組み合わせた『バイメタル』のように、切削が難しいときに有効だろう。ビジネスチャンスにはなっても脅威ではない」との認識を示した。