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日立ツール「東日本日立ツール会」を開催

超硬ドリルが好進撃、生産技術磨く

 日立ツール(田中啓一社長)は5月14日、東日本地域の特約店や代理店関係者ら約60名を招き都内のホテル日航東京で「東日本日立ツール会」を開催、企業としての今後の取り組み方針などを示した。
 プレゼンテーションを行った田中社長は、冒頭、前3月期決算について「売上は前々期比10.6%増の159億4800万円。経常利益は64.6%増の 27億3200万円。需要の回復に支えられ増収増益を果たした」と説明。ただ好業績の一方で、材料のタングステン(生産の約9割が中国)の価格が高止まり している点や、円安が材料コスト高に直結していることに懸念を示した。
 その上で、今後の重点事項として「弊社では一貫し『開発技術の日立ツール』をアピールしてきたが、開発力を高めるためにも今後は生産技術を進化させたい」などと話した。

超硬ドリルなど、注力品が検討
 商品開発に関しては「特徴を持った商品づくりに力を入れる」。田中社長は「当社はデパート型の大手企業ではない。大手以上に小回りが効く規模のメーカー として、特定の加工分野に入り込んで行きたい」などとし、(1)超硬材の直彫りを睨んだ金型加工分野、(2)難削材対応を視野に入れた自動車、航空機、エ ネルギーなどの部品加工分野、(3)微細小径加工分野―の3つを指向する旨、伝えた。
 既に、新規に力を入れる超硬ドリルは、ノンステップで深穴加工が行えるなどの効果が評価され、出色の伸びを見せている。総会では「エンドユーザーの声を重視しつつターゲット分野を伸ばす」などと、田中社長以下、同社幹部が何度か繰り返し強調していた。
 総会では販売実績の高い特約店の表彰も行った。第2部として生活習慣病に関する講演を開いたあと、一同、懇親の席に移った。