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東京精密が土浦工場で初の個展

新製品・主力の測定機一堂に

tokyo 東京精密は3月13日、同社土浦工場計測センター(茨城県土浦市)で初の個展を開催、予想を上回る約270名の製造業者や代理店関係者に対し、昨秋のJIMTOFで発表した各種新製品を実演も交え詳しく説明、あわせて表面粗さの規格に関する技術講演会を行った。
 個展はこれまで大阪営業所(吹田市)で定期的に行ってきたが、土浦工場での開催は今回が初。「10、20名規模の来場者でいいから開いてみようと取り組んだら、広く関心を寄せていただいた」(矢向秀一執行役員)というように、普段は受託計測などに使用する静かな計測センターに多くがつめかけた。
 会場には多種多様な測定機を並べた。「インプロセス・ポストプロセスの様々な測定を一気通貫して提供できるのが独自の強み」(塚田修一センター長)と言い、大型の3次元測定機から、工作機械内部に据え付け、ノイズ音の変化で機械不良を瞬時に捉えるシステムなどまで見せ付けた。独・カールツアイスとの共同開発品や、英・レニショー、伊・マーポスのハイエンドプローブを使った高効率測定など幅広く提案した。
 展示機のうち、接触・非接触の2種のセンサ搭載した3次元測定機(O-inspect)は「画像センサ用に世界最高峰のレンズ(ディスカバリー)を採用のほか、光を上からも下からも照射できる」(塚田氏)とあって、光学顕微鏡、形状測定機、投影機と一台で複数の役割を果たす。またJIMTOFで注目された新製品の表面粗さ・形状測定機(Opt-scope)は、短時間で表面形状を精密測定しデータ化。分解能0・1ナノの仕様であり、半導体ウエハ関連向けに引き合いを増やしていたが、最近は精密機械加工絡みでも引き合いが出ている様子だ。粗さ・輪郭形状測定機のラインアップ強化なども目を引いた。
 手応えのある一日に、「開催時期などよく検討しながら、今後もこの場でプライベートショーを開催していきたい」(矢向氏)としていた。