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ダッソー・システムズ、3Dエクスペリエンス最新版発売

メーカー名商品名
ダッソー・システムズ3Dエクスペリエンス

パッケージ単位変更、業界別に数百の拡張機能

 3D設計データを進化・応用させ、各種システムプロダクツを提供する仏ダッソー・システムズが、PLM(プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)の発展系に位置づける独自のソフトウェア「3Dエクスペリエンス」の新たなプラットフォーム(新版)を発表、このほど世界で提供を開始した。
 このソフトはダ社が2010年頃から開発着手し、12年以降、世界で実績を上げてきた。自然環境への影響までもバーチャル検証し、マーケティングから製品設計、営業までを統括的にモノづくりの最上流でカバーする。3月4日、ダッソー・システムズ(日本法人)が都内で開いた説明会では「売上は自動車、産業機械向けが当初から8割を占めていたが、近年は対象業種が広がっている」(鍛治屋清二社長)とし、幅広い業種対応をはかった新版について「クラウドモデルをパワーアップさせ、各業界のシステムの具現化を支援する。我々はITパートナーにとどまらずビジネスパートナーとして提供できるようになった。製造業のチェンジマネジメントはPLM、MES、ERPが3点セット。我々は包括的に提供する」(同)などとした。
 新版はオンプレミス、クラウドともにパッケージ単位をプロセスからロール(役割の意味)に変えたのが大きな特徴。業界によって異なる職務上の役割や権限に対応したアプリケーションをグループ化し、デザイナー、クリエイティブマネージャー、応用解析エンジニアなど使用者の違いに応じたパッケージで提供する。同時にユーザーインタフェースを刷新強化し「さまざまな業種やプロセスがあるが、どんなシーンでも使いやすくなっている」という。
 業界別ポートフォリオで多数の拡張機能を盛り、一例として自動車関連向けでは250を超す拡張機能を加えた。炭素繊維のような複合材料に対応した成型加工機能などが新たに加わっている。

●SIらと協業強化
 同社はまた、新ソフトの提供と前後して、顧客のビジネス変革を支援すべくコンサルティングファームや、システム・インテグレーターとのアライアンスを戦略として拡大する旨、伝えた。アライアンスを組む企業名等は具体的に明かさなかったが、日本においても既に水面下で様々プランが進んでいるなどとした。顧客のビジネスについて着想段階からグローバル展開などまでを包括的に支援サービスし、自社事業の拡大につなげる考え。