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三菱マテリアル、シームレスな製販一体に

「圧倒的なシェア1位」奪還へ

 三菱マテリアルの超硬製品事業部は5月22日、主力特約店と代理店を招いた「MSM(三菱拡販戦略会議)」を都内のホテルで開き、同社の事業概況や新体 制を発表した。MSMは特約店との関係を密にし拡販につなげる場で、2010年から西日本、九州、中部、東日本の4カ所で開催している。同事業部の国内営 業部門が4月に販社から本社に吸収されたため、今回は製販一体となっての初めての催しになった。
 「製販がシームレス(継ぎ目なし)につながることで、より良い新製品の開発やお客の生産性向上、拡販していただく方への質的・量的な情報提供につながる」
 同社常務執行役員の増田照彦・加工事業カンパニープレジデントは新体制の目的をそう説明した。震災やタイの洪水を経て製品供給が遅れたことがあったが、目標とする在庫をほぼ確保したことも報告した。
 執行役員の鶴巻二三男バイスプレジデントは、製品供給力アップと製販一体の新体制により超硬工具の国内シェアの向上を目指す。「メディアの推計ではこの 2年間、2位に甘んじているが、圧倒的な1位を奪還したい」と訴えた。自動車、航空機など産業別に特化した商品を揃え、特殊品にも対応していくことも強調 した。
 今回のMSMでは筑波、岐阜、明石の3製作所の所長から耐摩耗性を高めたコーテッド超硬材種などいち押し製品の紹介や、埼玉県大宮市にある加工技術セン ターでの加工実演をライブ放映するなど盛りだくさんの内容だった。同社は今年度、新製品1500アイテムを投入予定で、JIMTOFが開かれる秋口をピー クにするという。