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小池酸素工業が個展&セミナー

金属切断・溶接等で、様々を提案

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 小池酸素工業(横田修社長)は、千葉市のKOIKEテクノセンターで4月15日から3日間にわたりプライベートフェアを開催、金属の切断から溶接、ガス関連の新技術まで多種多様な技術を、事前目標の倍以上となる456名の来場者にアピールした。
 金属切断機のみに限っても、プラズマ切断、ファイバー切断、CO2切断、ウォータージェット切断、さらに次代を見据えた水素切断と多様な技術を披露した。来場者からは「ノウハウの宝庫だね」の声が漏れていた。
 切断機のうち業界をリードし、造船分野ほか大型機械に強い、高速を持ち味とするプラズマ切断機では、大型のドリルユニットを付加して切断と同時に厚板への穴加工を行う新製品を目玉に据えた。同機に絡んでは電源を一新したことも大きい。新電源によってワークに磁性を帯びさせず、磁力によるゆがみや曲がりのない状態で穴加工が行えるという、ソリューション技術が機械の複合機能を支えていた。
 他方、市場で注目されるファイバーレーザタイプも新製品をみせつけた。新たにハウジングタイプの高速ファイバーレーザ切断機(FIBERTEC-Zシリーズ、2キロと5キロワット仕様)を開発成功しており、この個展で披露すると同時に販売活動をはじめた。送り速度は毎分最大100m。「切断動作の俊敏さがウリ。確かにリニア駆動タイプほど早くは無いが、切断効率はすごく高く、その一方でリニア式のファイバーと比べ電気代が安い」(機械販売部)としていた。「厚さ2.3~4.5ミリクラスの中板市場で、シャーリングからの置き換えが期待できそうだ」(同)とも。CO2タイプなどと比べレーザー光の経時劣化が起きにくいファイバータイプは「オペレーターが常時監視する必要がなく、省人化の観点からも有望」(同)という。
 このほか水素時代の到来を睨み「今年から力を入れる」という水素ガス切断機や、残材をテーブルに載せるとCCDカメラを介してネスティングし余すところ無く可能な部分から切断加工を行えるナビゲーションシステム、金属板材への高速インクジェットマーキングなど見どころが尽きなかった。
 プラズマ溶接や溶接用シールドガスなど溶接絡みの提案も多く、小型から大型まで工夫を凝らした溶接治具も見せた。「2年に1回開催の国際ウエルディングショー(次回来年開催)が無い年に今後も積極的にフェアを開催したい。今回はセミナーにも力を入れたが、連日すべて満員で手応えをしっかり感じた」(機械販売部)としていた。