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アキレス、南雄三氏の省エネセミナー開催

「断熱強化→省エネの順序が鉄則」

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 アキレスは住宅技術評論家の南雄三氏を講師に招き、省エネセミナーを開催した。大阪市(4月24日)では70人、金沢市(4月23日)では30人の住宅関連事業者が参加し盛況だった。
 講演テーマは「どこを目指すのか日本の省エネ住宅~一次エネルギープログラムの有効活用とは」。4月から改正施行され、2020年に義務化を控える改正省エネ基準の持つ意味や、健康や快適の観点からみた目指すべき断熱レベルについて、南雄三氏が独自の見解を分かりやすく説いた。
 南氏は講演の冒頭、「省エネと断熱は分けて考えるべき」と指摘。「省エネ基準では健康維持に関わる最低レベル(表面結露やヒートショックの防止など)を義務付けるべく、外皮の基準を、一次消費エネルギー基準のほかに設けている。さらに上の外皮レベルは、『快適性』に関わるもので、全館冷暖房でも燃費が非常に小さい家なのか、生殺し温度でパッシブ的な快適を求めるのか、その追求度合いは様々あってよい。まずは断熱性を高め、設備で一次エネ削減を図る順序が鉄則」と話した。
 講演後、アキレスではHEAT20(2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会:坂本雄三委員長)が想定する2つの外皮基準クリアの手法を提案。開口部や躯体の強化意向に応じて、高性能ウレタンフォーム「キューワンボード」やポリウレタンフォーム断熱材「アキレスジュウテンNL」、現場発泡ウレタンをどの程度使用すべきかなどのシミュレーションを提案した。