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東京鋲螺、直彫りで印市場に照準

 超硬製ヘッダー金型などの直彫りを進める東京鋲螺工機(埼玉県新座市、従業員28人)はインド市場を取り込む姿勢を強めている。タイで7月に稼働する予定の工場は東南アジアだけでなくインド市場を狙ったもの。
 高味寿光社長は「中国、台湾製の金型を使うインド企業から当社に引き合いがある。彼らは日本製より3倍程度の安い金型を利用しているが、品質の高い金型を求めている」と進出の背景を話す。2月には電気接点用のヘッダー金型をインド企業に納めた。価格差を克服しようとタイ工場では、高速回転のマシニングセンタや銅グラファイト電極で高速加工できる形彫放電加工機などを利用する。
 インド市場を狙うのは短納期が実現できるという理由もある。「中国内は税関の問題でデリバリーで現地企業にかなわないが、中-印よりタイ-印の方がデリバリーは有利だろう。直彫りならQCDでハンデはない」と見る。