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ダイキン工業、タイ冷媒転換支援に参画

現地メーカーに技術支援

 ダイキン工業(十河政則社長兼CEO)はタイ国内で空調機の冷媒転換を支援する経済産業省のプロジェクトに参画し、現地空調メーカー12社への技術支援を4月27日より開始した。
 同プロジェクトは、タイの空調メーカーが自力でHFC32を使った空調機を開発・製造・販売できるようになることが目的。ダイキン工業では冷媒特性などの基礎知識や、生産設備の安全教育に加えて、据付・メンテナンス等の指導を行う。現地メーカー各社が空調機の生産設備を整えた後も、冷媒転換の進捗状況に合わせて支援する。全体のスケジュール調整や企画のサポートをダイキンインダストリーズタイランド社が、据付やメンテナンスの指導をサイアムダイキンセールス社がそれぞれ担当する。
 新興国ではモントリオール議定書に基づき、オゾン層保護に加え温暖化影響の少ない冷媒への転換が急がれている。タイでも、従来使用していたHCFC22からHFC32(R32)への転換を17年までに完了する方針が打ち出され、経済産業省では資金・技術面での協力を推進してきた。
 ダイキン工業ではこれまでにも、HFC32に関する情報の提供のほか、同社が保有する「HFC32を使用した空調機の製造・販売に不可欠な基本特許」の途上国への無償開放を実施してきた。同社では「冷媒開発から機器開発までを行う唯一のメーカーとして、温暖化影響が低い冷媒への代替を促進することで、地球温暖化抑制に貢献していく」としている。