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日米欧中韓の特許審査情報、一般ユーザに一括提供

 企業活動のグローバル化に伴い、一つの発明に関する「特許権」が、複数の国や地域に出願されるケースが増加している。世界の特許出願件数が2004年時点で157.5万件だった状況から、13年には256.8万件に拡大。そのうちの約8割が日米欧中韓の5カ国で占められている。
 5大特許庁では、出願状況や審査情報を世界中の一般ユーザに一括提供するサービス「ワン・ポータル・ドシエ」の準備を進めてきた。4月15日には米国以外で一括提供を開始。6月から5カ国でスタートする。同一発明に関する日本と他庁の審査情報を、一般ユーザが見比べられるようになった。
 サービス開始にあたり、日本の特許庁は「グローバルになされる特許出願の効率的な管理や出願戦略の構築に役立てられることが期待される」とコメント。すでに各国特許庁の審査官の間では、06年に日米欧で、13年に5カ国で審査情報を一括で参照できる体制を整え、重複サーチ・審査の排除から「出願人が各国・地域で効率的な特許取得を可能にした」という。