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大東精機、門型バンドソーを開発

メーカー名商品名
大東精機バンドソー「YGA430」

形鋼から特殊鋼まで受け皿広く

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 大東精機(兵庫県尼崎市)は、門型フレーム設計で剛性を高めたバンドソー「YGA430」を開発した。切断能力が同社従来機比で約1.5倍向上。形鋼から特殊鋼まで幅広いユーザー層に対応する機械として、6月上旬から市場投入する予定だ。
 油圧マニュアル方式の切削制御を採用した。「これまでCNCでは対応が難しかった」(近藤光雄常務取締役)束ね切りも柔軟にできるのが特長だ。操作画面も刷新。状況に応じた細かい設定を可能にし、切断状況が一目で分かる機能を搭載した。
 アングル、チャンネル、角・丸パイプなどの形状に対応する。近藤常務によると、「丸パイプのサイズは内径で表し、400mmまでが主流。切断できる材料の直径を、従来機より20mm大きい430mmにすることで、肉厚の関係で機械に入りきらなかったサイズでも余裕をもって加工できるようにした」という。
 センシング技術も充実している。鋸刃の傾きを監視する検出機能により、切断中に切れ曲がりが設定値を超えると停止。状況は画面上のメーターで確かめられる。切断材料の先端を検出するセンサーは突き当て式とレーザ式を採用し、用途に合わせた使い分けを可能にした。
 オプションとして、束ねた材料を鋸刃の手前で確実にクランプする押さえバイス(幅455mm)を用意した。油圧式でフルストローク動く構造に設計したことで、材料サイズが変わっても自動的に対応。従来機で手間のかかっていた調整を不要にした。
 加工サイズを広げた上でのコンパクト設計もアピールポイントに掲げる。外形寸法は幅2515×奥行2000×高さ2160㍉。鋸フレームの昇降は左右にリニアガイドを取り付けた頑丈な門型設計を採用し、高速切断を可能にした。
 近藤常務は販売展開について、「鉄骨業界で加工機のリプレイス需要に合わせて、設備の効率化で人手不足をカバーする動きが続いている。市場に浸透するには早くて3~4年と見ているが、商談展示会の装飾や動画投稿などを活用した『見せ方』も工夫していきたい」と話した。