News

ナガセインテグレックス、研削加工能率数倍に

クーラントろ過・供給システムを開発

 ナガセインテグレックス(岐阜県関市)は、研削盤用クーラントろ過・供給システム「爆削」を製品化した。加工能率は、コンタリング成形研削による超硬合金加工で約7倍、ダイス鋼の平面研削で約5倍まで引き上げられるとしている。
 クーラントに含まれる水分子のクラスター(集合)を極小化することで、ワークへの冷却効果を高めた。対応材質は▽超硬合金▽炭化ケイ素▽アルミナ▽セラミックス▽ステンレス(SUS)▽インコネル―など。研削熱によるワークの反りや歪みを抑制するほか、加工点での熱の発生を抑えることで成型砥石へのダメージを減らしている。
 砥石への目詰まりも少ないため、粒度が極めて小さな高番手の砥石を使った難削材研削も容易にできる。
 ろ過・供給設備として、液中に含有する不純物をマグネットセパレータやペーパーフィルタを使用。特殊技術で水の形態を改質することで、「直径100ミリの電着ダイヤモンド砥石を1万回転したときでも、加工ワークの温度上昇の低減を可能にした」(営業部企画室)とした。
 そのほかにも必要な要素技術として、同社が製造・開発した非接触油静圧スピンドル、砥石などの回転系の調整に必要な動バランス測定修正装置を挙げている。使用する研削盤に関して「スピンドルを支えるコラムにも充分な剛性が必要」として、同社ホームページで対応機種を掲載している。
 5月中旬時点で「要望や相談が殺到している」ため、システム導入は研削盤の新規購入に限定している。