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太陽工機が新研削盤

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太陽工機小型立形複合研削盤「PGV-3」

量産加工で「飛躍的な効率アップ」

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 太陽工機(渡辺登社長)はこのほど、量産部品の研削加工効率を大幅に向上させる新発想の研削盤を一般市場で売り出すと発表した。
 「革新的な新研削盤。当社のフラグシップマシンになる」(渡辺社長)という小型立形複合研削盤「PGV-3」がそう。円形のワークテーブル上にACC(オートチャックチェンジシステム)と呼ぶ3カ所のワークチャック部を設け、これを回転し、同時に複数の加工を行えるようにしたのが最大のポイントだ。
 ワークは、中華料理等に使うターンテーブル上の料理のイメージで機内を120度ずつ旋回(割出)し、一回転のなかで2つの加工ステーションを経て、段取りステーションに戻る。
 この間、最初の加工ステーションで「外径加工」や「内径荒加工」を行い、2番目の加工ステーションで「内径(端面)加工」や「内径仕上げ」を行うというもの。同時に3つのワークが旋回しており、2つのワークを加工中に、残る一つの完成したワークを段取りステーションから取り出し、次に加工する部品をチャッキングする仕組みだ。このため段取り時間はほぼゼロ化、ACCの旋回に要する時間約2秒以外はすべて実加工時間になる。内研機と外研機2台分の機能を1台でまかなえ、かつ段取り時間をゼロ化するため「生産性は約1.5倍、フロアースペースは約2分の1、人件費も約半分になる」(同)という。クシバの3スピンドル仕様(外研軸、内研軸、内研軸)と2スピンドル仕様(外研軸、内研軸)の2種(主軸の振り径250mm)。
 同社は、かねてからこのACCを取り入れたカスタマイズ機を大手自動車部品メーカーへ納入しており「当該ユーザーの国内外の工場で60~70台以上の実績」(渡辺社長)という。この経験を活かして新たに開発、自動車パーツメーカーなどに幅広く売り込む考えだ。小物ワークの量産効果を狙った機種で「2工程以上の加工を要した部品で自動車のミッションギヤなどがターゲット。同時に自動車以外の分野の用途開拓も行いたい」(営業推進課)としている。本体価格(税別)は3スピンドル仕様で3750万円、2スピンドル仕様で3250万円。初年度25台の販売目標。

6月18、19日に個展
 同社はこの新型研削盤「PGV-3」をはじめ、高精度を保ちながら機能を絞り低価格を実現した売れ筋の立形複合研削盤「バーチカルメイトシリーズ」など30台以上の主力機を展示し、6月18、19日の2日間、プライベートショーを開催する。グループ企業のDMG森精機の機種も展示予定。以前300人ほどだった同社の展示会は近年1000人前後の規模に膨らんでおり「今年も800~1000人の来場を目指す」としている。

 会場は同社本社工場(新潟長岡市西陵町221-35)、両日とも午前10時~午後5時まで。