News

シチズンマシナリー、CFA85 個展盛大に

未来の工作機械提示、2151人が国内外から

4389

 シチズンマシナリー(中島圭一社長)は、シチズンファクトリーオートメーション「CFA85」と題した総合展を6月4日と5日、同社軽井沢本社で開催した。国内外からユーザーら招待客約2151名が訪れ盛況だった。
 歴史的な工作機械の展示から、シチズングループの時計事業、高級腕時計「ザ・シチズン」のムーブメントの組立実演、カラーデザインを一新させた多種多様なCNC自動旋盤、さらに同社が描く10年後の未来工場の映像提示と、複眼的に幅広く紹介した。
 メインの自動旋盤を数多く並べたゾーンに新製品は見当らなかったが、むしろ特定機種からはうかがえない価値を訴求していた感。モジュール組立をベースに、正面・背面の軸数を変えるなど組み合わせによってニーズや用途に多様に対応する同社の機械づくりを提示、関心を誘っていたのが印象的。
 またローダー装置搭載仕様の自動盤や、複数の加工ステージを一台の機械内部に配し、統合型多系統平行制御により多品種混流生産を行える機種などを展示し、同社が言う「個の量産」―フレキシブルに一個から求められる量だけ高効率に加工できる技術を見せつけた。多軸自動盤の生産性、切削とレーザーの双方を併せ持つ機種によるパイプ形状ワークの意匠加工、低周波振動切削による深穴加工等の最適化。ソフト的な面では、NCの種類を問わないという次世代型操作体系(発売は来年以降)や、既に複数の機種で利用が進んでいるクラウドを利用したNCプログラムの作成・編集提案―なども目を引いた。各種自動盤は土台部をグレー、本体全面をホワイトにし、ワンポイント、シチズンブルーと呼ぶ青でブランドを記すというデザインに一新していた。
 未来工場を描く映像コーナーでは、ワークの加工形状や量に応じて、コンピュータが主軸ユニットを選択、自動搬送・カートリッジ装着して自動加工を始める、などのシーンがふんだんにあった。同社では「最も見てもらいたいコーナーの一つ」(マーケティング戦略部)としていたが、モジュール生産の進化系が映し出され、同社の未来宣言のようにも理解された。