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三菱マテリアル、世界の総合工具工房

日本市場 首位、世界シェア10%超へ

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー営業本部流通営業部)は5月22日、主力特約店と代理店を招いた「MSM(三菱拡販戦略会議)」を都内のホテルで開き、同社の事業概況や新体制を発表した。MSMは販売店との関係を密にし拡販につなげる場で、2010年から西日本、九州、中部、東日本の4カ所で開催。昨年10月に従来の事業部制から本部制へ移行してから初めての催しになった。
 4月1日付で同社常務執行役員・加工事業カンパニープレジデントに就いた鶴巻二三男氏は「真の製品供給力・ソリューション提供力を堅持し、パートナーとして信頼を得る事業体になる」と顧客満足度と信頼性を高める姿勢を強調した。そのために顧客一人ひとりに最適なサービスを提供する「Your Global Craftsman Studio(あなたの世界の総合工具工房)」を掲げ、昨年10月に始めたキャラバンカーを利用した営業、工場見学会、情報発信(4月に技術情報誌「YOUR GLOBAL CRAFTSMAN STUDIO」を発刊)などに力を入れる。売上高は一昨年、昨年度と2けた成長したのに続き、「4月にグループに入った三菱日立ツールのかさ上げ分を差し引いても15年度も2けた成長を目指す」(鶴巻氏)。山本元治営業本部長は「日本市場で超硬シェアナンバー1の座を奪回し、世界シェア10%超を長期目標とする」とし、今年度は東南アジア、インド、中国などに拠点を増設する一方、将来的に南米もカバーできるよう北米に在庫センターを整備したいと話した。
 販売強化する新製品としては昨秋のJIMTOFで発表した、大きなすくい角がとれる両面インサート式汎用正面フライス「WSX445」を紹介。両面づかいでありながら片面インサートと同等の切れ味をもつことを動画で見せた。