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庄田鉄工、完全ダストフリー構造NCルータ

メーカー名商品名
庄田鉄工プラネットブルー

摺動部、粉塵環境外に

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 木材、カーボン、プラスチック、石膏などの軽量素材を削る「NCルータ」のパイオニアメーカー、庄田鉄工(静岡県浜松市)が、機械の外のみならず、機械駆動部も「完全ダストフリー構造」にした新機種「プラネットブルー」を発売している。昨年11月東京で開催の木工加工関連展で披露して半年強、「粉塵の影響を無くす提案を啓蒙活動のように地道に行い」(森下茂生取締役営業本部長)、ここ反響につながり出したと言う。
 「完全ダストフリー構造」は複数で特許出願中。軽量素材は一般にドライ状態で切削加工され、粉塵の吸入ばく露による健康障害が懸念されている。また機械を痛める、機械寿命を減らす、清掃が大変なども指摘されてきた。
 そうしたなか、これまでもグラファイト加工機はじめカバーによる粉塵対策を施した機械は市場に出ていたが、この新機種は密閉構造によって粉塵をカバーするとともに、機械構造を大胆に見直し摺動部をカバーの外に設置、2段構えの防塵で粉塵の影響を受けない。「作業環境に粉塵が出ず、機械の駆動部分にも粉塵の影響がまったく及ばないという点で業界初」(同)とのことだ。
 また主軸に集塵機能を設けたほか、加工終了後にはエアガンで粉塵を吹き飛ばす「フラッシュ機能」も搭載した。他にもATCの中に掃除用ブラシを収納できたり、ATC装置を密閉式にしたりと粉塵ゼロ化を徹底、「機械及びその周辺の掃除が不要」とのメリットにつなげている。
 営業の状況について森下本部長は「粉塵が舞って当たり前という現場にいきなり提案しても厳しい面はある。その反面、作業環境を重視する工場が増えており、完全ダストフリーに対する関心はこうしたところから寄せられだした。引き合いも増えつつある」と言う。
 最大15キロワットのパワフルなスピンドルを搭載、毎分2万回転で高効率切削を行う。「プラネットブルー」の商品名に合うよう白とブルーを基調にカラーやデザインも一新した。CFRP、カーボン、石膏などの素材が好適。テーブル面積3000×1500ミリ。価格(税別)5000万円。