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シーメンスPLM、「Solid Edge」新VER 今夏出荷へ

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シーメンスPLMソフトウェアメインストリームCAD「Solid Edge(ソリッドエッジ)」

設計意図の汲取り機能など強化

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 シーメンスPLMソフトウェア(日本法人)はこのほど、メインストリームCAD「Solid Edge(ソリッドエッジ)」の新バージョン(ST8)を発表した。今夏のリリース予定。
 新版は「パワー(機能)、アクセス、使い勝手の3点で強化を図った」(同社)。機能面では、中間フォーマットを取り込んでの編集、パターン認識機能を強化する一方、設計意図を汲み取る能力を高めた。CADに「設計図のなかの規則性を元に形状編集を予測する能力を持たせ」(同社)、使用者に対しては、CADサイドで必要と判断した操作項目のみを画面上にコンパクトに半透明で示す―といった機能を追加した。使用者は簡単かつ直感的・ダイレクトに設計変更などが行える。また機構の動きを精確にアニメで見せるデジタルモックアップ機能(トップアセンブリから動きをコントロール可。下位のソフトはオプション対応)なども進化させた。
 使い勝手では、ヘルプをクリックすると動画で操作方法を伝える機能を設けた。また、ユーザーの経験レベルに応じ、操作方法等を例えば初心者向けにポイントのみ、上級者向けに詳しく表示する機能など、ユーザーサイドに立ってティーチング面を充実させた。同ソフトはウインドウズ8・1搭載タブレットでも使える。

アプリストア開設
 同社は、昨年からソリッドエッジを使用期間1カ月単位でクレジット決済するオンライン販売を本格化しており、この新版でも一般販売(シート販売)とともにオンライン販売を強化する考え。前述の操作ガイダンスの充実は、このあたりを睨んだものでもあるようだ。
 加えて同社は、このほどモバイルアプリ・ストアを立ち上げた。ユーザーはソリッドエッジの各種アドオンソフトを購入して使えるようになる。こうした取り組みについて同社マーケティング本部では「オンライン販売の状況を見ると、代理店販売の実績が落ちず、プラスαで伸びている。月額制だが継続率は高い。また地方での伸びが想像以上だった。中小企業をターゲットにしたが上場大企業も15%強、顧客に含まれている」とし、事業は順調とした。ソリッドエッジの販売責任者である森田勉メインストリームエンジニアリング営業本部長は、「(当社の)米・英ではクラウドベースのCADをオンライン販売する為の試行版に取り組んでおり、日本でもトライすべく調製中。4、5年後にはフルクラウド版の提供もマストのアイテムになりそう」などと話した。