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KENTEN2015「健康省エネの家、窓がポイント」

建築のプロがセミナー開催

 6月10日から3日間、インテックス大阪で開催され1万8474人の来場者を集めた建築材料・住宅設備総合展「KENTEN2015」(一般社団法人日本建築材料協会、日本経済新聞社、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロ主催)。最新の住設建材が集められた同展示会では第一線を走る研究者と実務者によるセミナーも多数行われた。
 6月11日、「建築で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」をテーマに講演したのは、松尾設計室の松尾和也社長。住まいの関するアンケートの不満トップ3に挙がる項目(結露・寒さ・暑さ)の原因の約7割が窓の性能不足によるものであることを指摘し、「快適かつ省エネな住まいの確保には、窓の対策が不可欠」と強調した。
 脳血管障害の8割が屋内で発生しており、室内の温度差解消(断熱性確保)が重要であることも指摘。断熱向上による経済効果については、「次世代省エネ相当の断熱性を持つ家よりも、窓の断熱性能をさらに高めて暖房負荷を半減させた家(40kwh/平方m年)のほうが経済効率が良い。イニシャルコストと冷暖房費用を含め、後者のほうが30年間で270万円も得になる」と話した。
 さらに、低室温だと高湿度でも喉粘膜が乾燥して風邪やインフルエンザの罹患につながること、相対湿度が50%以上になればダニの発生確率が高くなることを踏まえ、「室温20℃、相対湿度50%が健康に暮らすための指標。次世代省エネレベルの家では不十分だ」と強調した。