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牧野フライスが新横形MC

メーカー名商品名
牧野フライス製作所横形マシニングセンタ(MC)「a40」

自動車アルミダイカスト部品に特化

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 牧野フライス製作所(牧野二郎社長)は、俊敏に長時間連続加工をこなす、自動車アルミダイカストの量産部品に加工対象を絞った横形マシニングセンタ(MC)「a40」の受注活動を開始した。既に実績も出ており、この7月から出荷をはじめた。
 6月第4週、日米で同時に発表会を開いた。定価(税別)2490万円。アメリカ中心に日米両市場で初年度計400台の販売を計画する。欧州向け販売も進める。
 同社横形MCの主力機の一つで、チタンなど難材を含め多様な加工にオールマイティ対応する「a51nx」と同じストローク長さ(XYZ:560、640、640mm)。この主力機に対し、新型機はアルミダイカスト部品加工に不要な重切削能力を取り除いた仕様となっている。
 各機構部の肉厚を薄くするなどして軸運動(主軸、送り軸、回転軸)の俊敏性を高めたのが最大級の特徴だ。俊敏性重視の観点から機械重量も減らし「競合メーカーの同クラス機種に対し約50%軽量」(同社)という。
 この結果、主軸の起動・停止時間が0.45秒、加減速時間は競業他社機比3分の1に縮減。またATCの工具交換時間も0・9秒(ツール・ツー・ツール)と随所の動きが素早い。「コンマ何秒か早くなっただけと思われるかもしれないが、俊敏さをあらゆる動作で究めることで、加工のサイクルタイムは大幅に減る。競合機に対しサイクルタイムは25%ほど短縮している」の説明だった。
 アルミダイカスト加工に適応した切削能力も追求。「160ミリ径の正面フライスを使った段差面のないワンパス加工」などで現場ニーズに応える。毎分6000回転の高速リジットタップ加工もウリの一つ。
 信頼性も強化しており、部品点数を減らし(a51nx比で約3割減)頑強な構造に。切り屑の噛み込みを防ぐべく、高速のテーパ洗浄クーラント機能も設けた。