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ダイヘン、300A対応プラズマ溶接機

メーカー名商品名
ダイヘンプラズマ溶接機「Welbee Inverter F300P」

トーチ、消耗部品の焼損防止

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 ダイヘン(大阪市淀川区)は、緻密な波形制御が可能な定格電流300A対応のプラズマ溶接機「Welbee Inverter F300P」を発売した。
 エネルギー密度の高いプラズマアークで母材を貫通して溶接することで、I形突合せの片側裏波溶接(キーホール溶接)を可能にした。TIG溶接で電極の消耗が激しい亜鉛メッキ鋼板に対して、消耗が少なく、ビート形状も安定しているという。
 パルス周波数(0.1~999Hz)やパルス幅(5~95%)の設定範囲を大幅に拡大。ワークに応じて条件の細かな設定と入熱のコントロールをしやすくした。パルス機能のメリットとして、ワークの歪みや焼け落ちの防止を挙げる。
 トーチ接続時、溶接機がトーチの定格電流を自動的に認識。定格電流を超える電流が流せないように制限をかけることで、トーチや消耗部品の焼損を防止する。二重のチップで囲われているノズルは、電極の消耗や変形が少なく、「電極が変形しても出力エネルギーが変化しにくく、長時間安定した溶接を実現する」(溶接機事業部企画部)。
 溶接機内部に組み込むオプションとして、フィラー送給用キットを用意。これまで電源が必要だった外付けのフィラー制御装置が不要になり、システムサイズを小さくできる。
 ガス流量をデジタル数値で設定できるようになったことで、流量設定の再現性を高めた。自動調整機能の搭載により、フロート式ガス流量計に比べて供給圧力変動時の流量変動が大幅に低減される。
 メーカー希望セット価格は手動仕様・200Aトーチが付いて税抜274万8500円。企画部の担当者は、「価格面で導入いただけなかったTIG溶接機ユーザに対しても十分に魅力ある製品。プラズマ溶接機市場拡大の切り札として、海外需要も見込んでいる」としている。