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ダイキン工業、福島でマイクロ水力の実証実験

設置面積半分、導入費削減へ

 ダイキン工業(十河政則社長兼CEO)は、上水道の水流エネルギーを利用して発電する管水路用マイクロ水力発電システムの実用化に向け、7月30日より福島県相馬市の大野台浄水場で本格実証運転を開始する。環境省「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に採択された事業の一環で、実証実験としては富山県南砺市に続く2カ所目。
 ダイキン工業では空調・油圧機器の省エネ商品開発で培った技術の応用で、水車・発電機・コントローラーをパッケージ化した、小型で低コストの縦型管水路用マイクロ水力発電システムを開発した。
 従来の横型マイクロ水力発電システムと比べ、設置面積が半分で、導入コストも大幅に削減可能。大野台浄水場には、最大発電電力が75キロワットの発電システムと22キロワットの発電システムを導入し、実証実験を行う。最大年間発電量は一般家庭172軒分に相当する619MWhを見込んでおり、実使用環境における発電能力を検証する。
 同システムは、電力消費量の多い上水道施設や、水を多く消費する工場への導入が想定されている。富山県南砺市の実証実験で順調に稼動している最大発電電力22キロワットの発電システムと合わせ、設置場所の水力に応じてシステムを組み合わせて導入することが可能になる見込み。