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厚生労働省、労働衛生週間「心と体の健康チェック」

 厚生労働省は、10月1日からスタートする全国労働衛生週間の実施要綱を発表した。2015年度のテーマは「職場発!心と体の健康チェック はじまる広がる健康職場」。重点事項として、昨年6月公布の改正労働安全衛生法に基づき、業務上疾病の発生防止に取り組む。
 1カ月前の準備期間中、労働衛生活動の総点検を実施する。改正法の実施状況の把握もその一つ。改正法では今年6月にスタートした受動喫煙防止対策をはじめ、年末に施行されるストレスチェック制度、来年6月に控えた化学物質に関するリスクアセスメントの実施などを定めている。
 リスクアセスメントについて、化学物質の取り扱いと安全データシート(SDS)の入手状況をチェック。SDSは、製造者・流通業者が化学物質含む製剤などを出荷する際に使用する。
 そのほかの重点事項として、メンタルヘルス対策の推進を挙げた。事業者が積極的に取り組む旨を表明し、メンタルヘルス不調の予防から早期の発見・対応、職場復帰における支援まで総合的な取り組みを実施する。
 労働者の健康状況を見ると、14年の精神障害の労災支給決定件数は、過去最多の497人。厚生省は、勤務問題を原因・動機の一つとしている自殺者が約2200人いることなどを上げ、「職場におけるメンタルヘルス対策や過重労働による健康障害防止対策は重要な課題となっている」とした。