News

ダイヘン、直流TIGから500A機

メーカー名商品名
ダイヘン直流パルスTIG溶接機「Welbee Inverter T500P」

薄板から厚板まで対応

5287

 ダイヘン(大阪市淀川区)は、緻密な波形制御が可能な最大出力500Aの直流パルスTIG溶接機「Welbee Inverter T500P」を発売した。低電流の安定性が向上し、薄板から厚板向けまでの幅広い電流域を1台で対応する。
 「従来機で300Aが限界だった」(溶接機事業部企画部)定格出力を500Aまで引き上げ、厚板の連続溶接や薄板の高速溶接を可能にした。配管、圧力容器、板金、プラント、自動車向けの加工を想定しており、厚板鋼管の多層盛円周溶接でも連続溶接ができる。
 最低電流は2A。パルス周波数が999Hzまで設定を可能にしたことで、「とくに低電流でのアークの安定性が向上した」。10A以下の領域では、0.1A刻みで電流を設定できるため、条件合わせが難しかった極薄板の溶接でも安定したビードに仕上げられるという。
 条件出しが簡単にできる溶接設定ガイド機能も採用した。4つの条件(電極径・母材材質・溶接継手形状・母材板厚)を入力すると、電流などを自動的に設定してくれる機能で、パルス条件にも対応している。
 そのほかにも、作業中に異常が発生したときは即時にアラームを発信したり、点付けの数を管理して溶接のし忘れを防止したりする管理機能も備えている。トーチには電流調整機能を搭載し、手元のスイッチ操作で溶接中に両手が塞がっていても電流を変えられるようになっている。
 インターフェースボードを標準搭載。同社の多関節ロボット「アルメガフレンドリーシリーズ」と簡単に接続できる。トーチのウィービング操作とパルス条件を同期させ、溶け落ち防止とうろこビードを形成するシンクロTIG機能(オプション)にも対応。「人手に頼っていたTIG溶接工程のロボット化を促進する」としている。