News

DMG森精機、製品輸出にオリジナルシート

梱包からロゴ入り「包装」に転換

5444

 DMG森精機(森雅彦社長)はこのほど、日本から世界各地に工作機械を輸出する際、自社ブランドロゴ「DMG MORI」掲載の自社製シートで工作機械を「包装」する取り組みを9月より始めた。
 工場から出荷された工作機械は、海貨事業者の倉庫に搬入され、主に海上輸送に適した梱包を施して船積みされている。しかし、工作機械の場合、海上輸送に通常使われる箱型のドライコンテナに入らない大きさのものも多く、特殊なフラットラックコンテナに積載して輸送されているという。同社によると、コンテナには、屋根と2面の側壁がなく、外部環境から工作機械を保護する鉄製の枠内にいれ、防塵・防滴用のブルーシートが使用されている。このため、製品内容が外観から判断できず、「精密機械でも他の貨物同様の扱いを受けているのが現状」としている。
 そこで、同社は海貨事業者と協議の上、自社シートを製作。自社ブランドロゴ「DMG MORI」を掲載するとともに精密機械であることを明確に表示。さらに、荷扱上のケアマークを充実し取扱注意を強く喚起するようにしたという。
 従来の梱包から「包装」への転換に伴い、「製品にふさわしい形で顧客に届けることが可能となったほか、海貨事業者もDMG MORI製品を取り扱っているという意識を持つことで、サプライチェーンでの品質向上につながることを期待している」(同社)としている。
 なお、自社製シートの対象は現在、日本で生産された工作機械でフラットラックコンテナに積載するサイズのもので、同社では「フラットラックコンテナに積載する貨物の梱包シートをメーカー自らがマネジメントすることは日本で初めて」と説明。DMG MORIグループが全世界で生産・輸出している工作機械についても、同様な取り組みを順次導入する方針だ。