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大有、フレコンの中身を砕く

粉体工業展で専用機提案

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 化学、食品分野の原料搬送に多用されるフレキシブルコンテナ。粉体の保管にも便利な分、中身が固まってしまうと袋から取り出しにくいという難点がある。そこで大有(東京都江東区)が提案を強めているのが、油圧の力でフレコンの両サイドから中身を砕く専用ブレーカ。10月14日から16日までインテックス大阪で開かれた「粉体工業展大阪2015」に展示し、繰り返し実演した。
 基本的な仕組みは、両側に取り付けたスチール製のアームを上下左右に動かしながら、最大24MPaの圧力で粉に近い状態まで戻すというもの。同展で例に挙げていたのは、▽岩塩▽黒糖▽亜硝酸ナトリウム▽酢酸ナトリウム▽クエン酸などで、すでに化学・食品業界を中心に納入実績がある。
 営業担当者は、「フレコンを段積みで搬送や保管をすると、どうしても中身が固まりやすくなる。これまでは上から落として衝撃を与えたり、フォークリフトの後部から壁に押し当てて砕いたりする方法が見受けられたが、決して安全とは言えなかった」と話す。
 本社工場にあるデモ機を使って、フレコンの素材や砕く中身に合わせた仕様を検討。「力の入れ具合、アームの形状など、フレコンが破れないように設計する。規格品ながら、個別の要望に応じてつくりあげる特殊機の色合いが濃い」とした。