News

パナソニック溶接、本社で新製品・工法展

高速溶接、TIG自動化披露

5796

 パナソニック溶接システムは、10月27日と28日に大阪府豊中市の本社で「溶接機・ロボット新製品発表会&工法展」を開催した。2015年度に投入予定の溶接機用デジタルリモコンや溶接特性拡張ユニットなどの特長をアピールした。
 デジタルリモコンは、CO2/MAG溶接機「VR1シリーズ」のオプションとして展示。作業者の手元で、制御法の選択や各種機能の設定を可能にした。溶接中の出力値(電流・電圧)をリアルタイムで確かめられ、暗い場所でも細かい文字まで見られるように有機ELディスプレーを採用した。
 ロボット「Active TAWERS」を使用したCO2溶接の施工事例として、新波形制御による高速溶接を実演した。同機が備える低スパッタ性能を高速薄板溶接に展開するというもので、φ1.2mmのワイヤで板厚0.6mmを溶接して見せた。担当者によると、「毎分150cmの溶接速度に加えて、安価なワイヤ径を使うことでトータルコストを抑えられる」という。
 参考出品として披露したのは、ロボット1台とシングルトーチで2種類のワイヤ・ガスを切り替えられるシステム。異種材料を想定した提案で、溶接電源1台で対応する。トーチを持ち替えずにワイヤ送給を切り替えることで、タクトタイム短縮を図った。
 高速TIG溶接の自動化も注目を集めた。高周波スタートユニット、ソフトウェア、専用トーチなどを組み合わせたロボットシステムで、発売時期は未定。「従来の倍以上の速さ」という毎分80cmの溶接速度で高溶着を可能にした。