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オークマ、マシンフェアで連日の大盛況

スマートファクトリー提案を強化

 オークマ(花木義麿社長)は11月11日から4日間、愛知県丹羽郡大口町の本社工場で「オークママシンフェア」を開催。国内外からの多くの来場者で連日活気に溢れた展示会となった。
 会場では新機種4台を含め5軸MC・複合加工機13台、旋盤10台、マシニングセンタ10台、研削盤3台の計36台を展示。「世界最高のねじ切り性能」をうたう新知能化技術「加工ナビT-gねじ切り」(来年3月以降搭載予定)、ギヤ加工や難削材加工のソリューションなどを披露しつつ、旋盤・マシニングセンタの全機種に適用した新CNC装置「OSP suite」を中核に、ものづくりの見える化とスマートファクトリーの提案を活発化させた。
 スマートファクトリーの提案コーナーでは、新開発のスケジューリング機能をアピール。受注や生産状況に応じて機械単位、セル単位の作業計画を時間・分単位で管理できる機能で、技術本部長の家城淳常務は「素材の受け入れから出荷まで、製造プロセス全体のデジタル化を促進できる」と説明する。デモでは事務所PCから指示された作業計画とsuiteアプリが連動して、加工段取りをスピーディに行う様子をみせつつ、個体別のトレーサビリティを確保できることも強調した。

■データ分析をものづくりに活用
 横型MC「MA-600HII」のデモでは、来年4月以降に発売予定の「モニタリング機能」を紹介した。主軸トルクやクーラント流量をモニタリングできる「OSP suite」の新機能で、不良発生を未然に防ぐのに役立つ。
 クーラント流量のモニタリングの場合、連続的データの比較により、不良発生を予測し、警告や機械を停止することが可能。ソリューション開発センターの一木洋介センター長は「ユーザーの要望に合わせて70種類もの加工中データを取得・表示・蓄積できる」と説明する。
 これらビッグデータの分析・解析ツールや人工知能の活用についても検討中で、「分析を進めれば、工具寿命やメンテ時期の予知ができるようになり、機械のダウンタイムを減らせる。マスカスタマイゼーションの実現に向け、機械自身が自律的に判断して不良発生を防止したり加工を最適化できる自律型工作機械(スマートマシン)に進化させたい」と展望を話した。