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三菱日立ツールが特約店向け報告会

新会社移行後初、全国3会場で方針など説明

 三菱日立ツール(増田照彦社長)は、11月9日から、全国主力特約店の代表者らをホテルに招き、営業概況などを伝える「三菱日立ツール報告会」を東日本(東京)、中日本(名古屋)、西日本(大阪)の順で連日にわたり開催した。12月には九州でも開く。
 今年4月1日に三菱マテリアルの子会社として新発足来、初の「報告会」。各会場では冒頭、ポイントとして大きくふたつ「(旧・日立ツールからの)商流を変えない」ことと、「尖がった技術を磨く」意思を増田社長が伝えた。
 東京で開催の「東日本三菱日立ツール報告会」(9日)では、「今3月期業績は売上で15%増ペース、業界平均の5・7%増を上回っている」(増田社長)と述べ、輸出中心に国内も金型や航空機、エネルギー関係が伸びるなど、新会社として順調に歩を進める様子を伝えた。三菱マテリアルの営業網を活用するなどして拡販を狙う海外向けは既に実績を伸ばしており、増田社長は「メード・イン・ジャパンで空白域を作ることなく世界を埋め尽くす」(同)と意気込みを述べた。「人と人、組織と組織、そして会社と会社を結ぶ。つながりを作る仕事に私個人、幾度も従事してきたが、次は国内と海外の事業を有機的につなぐことが私のミッション」とした。
 一方で、国内特約店に対しては「楽しく、ともに夢をみて歩みたい」と語りかけ、営業・開発それぞれの責任者が、業績推移や新技術について詳細を説明した。技術面では「Hi︱Pre2(ハイプレツー=ハイプレシジョン・プレフィニッシングの略)」と呼ぶ、荒~中仕上げまでの加工能率を大幅に上げる商品や、「特に今期前面に出して売り込みたい」という難削材加工用インサート「AJコーティングシリーズ」の説明に時間を割いた。また新商品として精密ダイカスト向けなどを狙うボールエンドミル「EMBエボリューション」や、受注生産対応の「PCDボールエンドミル」と「セラミックエンドミル」についても説明を行い、販売協力を求めた。ホルダーの新製品(ASRmini)は来年1月21日から2カ月間、キャンペーンを行う。