News

ヤマザキマザック、IoT意識した展示構成

新型マガジン、中継器披露

6042

 ヤマザキマザックは、12月4日から5日まで岐阜県の同社美濃加茂製作所でプライベートショー「TOUCH THE FUTURE 2016」を開催した。5軸加工機能を付加した積層造形機をはじめ、ワンチャッキング全加工横形MC、ファイバーレーザー加工機など、計28台を展示した。
 見どころの一つとして初披露したのは、工具段取り作業が飛躍的に改善するという50番主軸機向けのラック式マガジン。これまで作業者が手で取り付けていた40㌔グラムの重量工具を、カートにセットして移送し、マガジンへ直接ドッキングさせることで「重くて危険だった工具交換が安全かつ簡単にできる」(技術・商品企画室・ソリューション開発部の堀部和也部長)。
 従来の120本チェーンマガジンと同等のフロアスペースで206本を収納する。工具に1本ずつICチップを取り付け、タッチパネル式操作盤で管理。堀部部長は、「航空機向けの難削材加工は負荷が大きく、工具の管理が重要。IoT対応の大きな流れの一つとして考えている」と話した。
 そのほかにも、会場では工場内のネットワーク化につなげる提案として、サイバー・セキュリティに対応したネットワーク中継器「MAZAK SMARTBOX」や、加工プログラム作成から機械の監視、工具の管理まで製造工程を支援する各種ソフトウェア「SMOOTH PROCESS SUPPORT」などを提案した。
 MAZAK SMARTBOXの接続例として見せたのは、国内市場へ投入する高圧クーラントシステム(最大圧力7MPa)。クーラントの圧力、温度、振動などのデータをセンサで収集して管理することで、稼働率向上をサポートする。
 堀部部長は、「データ容量にもよるが、BOX1台につき設備機器4台を接続できる。IoTの課題に上がっているサイバー・セキュリティ対策も含めて本格的に展開していく」と話した。