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菱光社、高硬度・高耐擦傷性のハードコーティング

メーカー名商品名
菱光社超臨界CO2塗装装置

透明樹脂の3次元成型品向け

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 菱光社(東京都江東区)はこのほど、加美電子工業(宮城県加美郡)の開発した超臨界CO2塗装装置と、同装置向けに開発した材料の販売を開始した。
 同社によると、今回の装置と材料の工法提案により、「ポリカーボネイト、アクリル等の透明樹脂の三次元成型品の課題であった硬度と耐擦傷性機能を有したハードコーティングが可能となった」としている。
 スマートフォンや車載用パネルは、三次元デザインが主流となっている。しかし、三次元形状は、フラット形状とは異なり、フィルムを貼り合せると気泡やシワが発生。またハードコーティング剤を溶剤で稀釈して吹き付けると、液ダレや膜厚ムラで虹色に干渉することが課題になっていたという。
 新開発の超臨界CO2塗装装置を使用することで、透明樹脂の三次元成型品に対し、虹色に干渉をしないハードコーティングの塗装が可能となるほか、揮発性有機化合物(VOC)使用量が大幅に軽減、環境面とコスト面からも効果を発揮する。
 なお、CO2塗装適合ハードコーティング材料は、ポリカーボネイトで鉛筆硬度5H、荷重1キログラムfで1千回の擦傷試験クリア(500グラムfで2千回以上)、アクリルでは硬度9Hを達成しているという。

(写真=曲面にハードコートをした半球ボール(アクリル:9H))