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三井精機、テクニカルフェアで新製品披露

本社会場(埼玉)には1250名

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 三井精機工業(奥田哲司社長)は、1月26日と27日、本社(埼玉県比企郡)で恒例のプライベートショー「MTF2016」を開催し、主力事業である工作機械、コンプレッサそれぞれで新製品を披露した。「従来のMTFと比較し高水準」という約1250名の来場をカウントし、盛況だった。
 工作機械ではジグ研削盤の新製品「J350G」を初披露した。砥石の送りストローク(U軸)を50mm(従来20mm)に広げ、遊星回転により一本の砥石で小径、大径、異形状のものまで複数穴を連続して自動加工できる。「主に金型向けがターゲット」(同社幹部)と言い、本格発売は今年4月20日から開催の金型専門展示会「インターモールド2016」を契機にする考え。設置スペースを少なくしたことや、マシンヒューマンインターフェースを取り入れた新操作盤、新デザインによるフルカバー構造なども関心を誘った。
 横型マシニングセンタでも新製品「HPX63II」を紹介。自社設備としてこのほど稼動した10パレット仕様機で「コンプレッサのケーシング連続加工」を行う様子をみせた。
 同機は630ミリの角ガイド仕様機。角ガイドにより減衰性、耐久性を高めるとともに、「このクラスの角ガイド機として恐らく世界にも類をみない、業界最高毎分54mの早送りを実現した」(同)が最大の特長になる。大型ながら0.5Gの高加速性能も備える。ATC60本(オプション360本まで)、パレットは標準2パレット、オプションで10パレット、それ以上も対応するという。

■水潤滑&オイルフリー
 コンプレッサでは水潤滑式オイルフリータイプの進化系として、高品質なエア供給を可能にした「i-14000Xシリーズ」(22、37キロワット)が目玉の新製品に。ステンレスのロータと、新型の純水装置を採用し、耐久性を高めメンテナンス時期を大幅に伸ばす。ステンレス製ロータは形状の最適化を行い、吐出し空気量を最大7%増大できるという。
 また、かねてから参考出品と称し展示してきた新コンセプトのコンプレッサも販売を始める(本格発売今年6月)。75キロワットモータ2つを搭載し、150キロワット出力機として機能する「Z-SCRUM」がそう。標準モータとインバータモータの2つを、ラグビーのスクラムさながら強くコンパクトに連結させ約3割の省スペース化をはかるとともに、万一、一方のモータが故障しても、もう一台が稼動することで顧客ダメージを与えない。一台がインバータタイプなので省エネ効果も発現できる。
 43社の協賛メーカーからも様々な展示があった。奥田社長は「新製品は営業の現場から(顧客の声を通じ)生まれた。顧客対応No1を目指し、未来に向けた当社の方向性を示していく」などとしていた。
 MTF2016は2月9日、10日に大阪でも開催。2月16日と17日には名古屋で開く。