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ファミリーイナダ、企業にマッサージチェアをリース

ストレス解消し、生産性アップ

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■10分弱でリフレッシュ
 ファミリーイナダ(稲田二千武社長)のオフィス・工場など向け業務用マッサージチェアのリース事業が好評だ。
 リースの主力商品は同社が「12年にわたるストレス対策研究の集大成」と自信を見せる「メディカルチェア・イナダインスパイアINS-10000」。8つのメカ(もみ玉)と16個のエアーセルで最大24カ所を一気にもみほぐすマッサージチェアだ。
 同社インスパイア事業部の幅数馬係長によると、「人の手で約90分、家庭用マッサージチェアで15~30分かかるマッサージが約7~10分で完了するので仕事の合間に利用しやすく、従業員のメンタルヘルスケアに敏感な企業での採用が伸びている」という。
 仕事の生産性アップには7分間の「活力集中コース」がお勧め。「人間の身体は立っていても座っていても同一姿勢を4~5時間とると、筋肉が硬直して血流が悪くなり、疲労感の蓄積や肩こり、腰痛を感じるようになる。仕事の合間に活力集中コースを使えば肩こりのない状態を6~8時間維持できる」(幅係長)という。
 リース費用は、メンテやプログラム更新サービス付きの6年契約で月1万9800円(税別)。

■企業のストレス対策に
 マッサージ前後の脈拍測定からストレスを可視化できる業界初の「ストレス解消コース」をはじめ、医師・医学研究者と共同開発した4つのメディカルプログラムを搭載したのも特長。昨年12月1日の改正労働安全衛生法施行による「ストレスチェック制度」義務化が追い風になり、昨年10月のリース事業スタートから1月半ばまでで100社以上もの契約が決定した。
 ストレス解消コースの共同開発にあたった筑波技術短期大学の西條一止名誉教授(医学博士)は同コースについて、「末端を刺激して血流を促進しつつ、リクライニングによる体勢変化に合わせて全身をマッサージすることで自律神経の働きにアプローチできる」と説明する。
 指先の脈拍測定から副交感神経の活性度を測り、マッサージ前後のストレス指数の改善度合いもチェックできる。使用履歴はUSBメモリーで使用者自身が管理できる一方、全使用者のストレス指数の平均値を基にしたレポートも作成できるため、企業全体のメンタルヘルス環境改善計画作成に役立てやすい。
 幅数馬係長は「国のストレスチェック制度は年に1回しか実施が義務付けられておらず、企業のストレス軽減策はまだ手探りの段階。インスパイアを活用すれば、従業員自身が自分のストレス度合いを把握し、かつマッサージでストレス解消にも役立てられる。マッサージチェアでリフレッシュしながら気持ちよく能率的に働ける職場環境を当たり前のものにし、疲れや痛みにただ耐える旧来の働き方を変えていきたい」と展望を話した。