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ダイキン工業、座るだけで生体情報を測定

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ダイキン工業オフィスチェア型センサー

センサー技術で自動空調制御へ

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 ダイキン工業(十河政則社長兼CEO)は独自のセンシング技術「Airitmo(エアリトモ)」を応用し、座っているだけで心拍情報を測定できるオフィスチェア型センサーを開発した。このほど、三菱地所が東京・大手町にオープンするビジネス交流施設「3×3Lab Future(サンサンラボフューチャー)」の次世代オフィスゾーンに同センサーを設置し、空調や照明などによる室内環境の変化とオフィスで働く人の心拍変動の相関を分析する調査を三菱地所と共同で開始する。2年間の調査結果をもとに、将来的には同センサーを用いて快適性や生産性が向上し、仕事がはかどるようなオフィスの空気環境を実現する自動空調制御技術の開発を目指す。
 生体情報センサーの多くは体に器具を装着して測定する必要があるため、身体に負担がかかり、またその負担がストレスとなって本来の生体情報を正確に測定できないという課題があった。
 一方、「Airitmo」は、心臓の動きに伴う微かな体の振動を測定し、人に負担をかけずに心拍や呼吸などの生体情報を測定することが可能。新たに開発したオフィスチェア型センサーも、座面に埋め込んだチューブ式の空気圧センサーが座っているだけでその人の振動を検知し、心拍などの生体情報を抽出する。心拍間隔の「ゆらぎ」を分析することにより、心と体の状態も判定できる。
 ダイキン工業では、「センシング技術は空調機の開発には欠かすことができない技術であり、昨年11月に設立した技術開発のコア拠点テクノロジー・イノベーションセンター(TIC)における重要な研究テーマの1つ。今後も、新たな価値創造を目指して社内外の協創イノベーションを推進する」という。