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サンドビック、全国3カ所で販売店総会

インサート拡販を軸に

 サンドビック切削工具部門の主力販売店で構成するコロマント会の地区総会が、2月中旬から下旬にかけて名古屋、東京、大阪で相次いで開催された。
 コロマントカンパニープレジデントの高屋政一氏は、2015年の国内業績に関して、「2年連続の前年超えとなった。販売店の皆様による流通ビジネスの成長に加えて、航空機、ソリッド、機械搭載工具などの新組織が機能した。しかし、市場全体の伸びに乗れておらず、新製品も成長のドライバーとして使えていないのが現状。対前年比で数量が減っているインサートチップを中心に、拡大を図っていきたい」と挨拶した。
 今年の戦略として、新製品による売上拡大、ミリングにフォーカスした提案、自動車エンジンコンポーネントに焦点を当てて展開するといった方針を明らかにした後、「具体的な課題」(高屋氏)であるインサートチップの数量増加に向けた対策として、推進チームを立ち上げたことを発表した。
 東日本地区の会場では、サンドビック・コロマントのスウェーデン本社から来た、フライス製品技術部長のデレク・グンネソン氏が「今後の展望と最新切削工具開発」と題して講演した。
 新時代の製造(Industry 4.0など)に向けて、3Dプリンターに特化した部隊で研究している現状を語った後、「効率的に加工するには、どんな新しい被削材が出てくるかを知っておくことがますます重要になっている。航空機では、インコネル、チタンなどに加えてβチタンも出てきた。自動車ではダクタイル鋳鉄や異種金属の組み合わせといった難削材が増えてくる。通常の被削材の仕事は海外に出て行く」と話した。