News

山善、高校生のアイディアを商品化

足でも操作できる扇風機を発売、プロバスケチームに贈呈

 山善家庭機器事業部(麻生太一事業部長)はこのほど、愛知県立豊橋工業高校の生徒3人のアイディアを基に開発した、かがまずに足でもスイッチ操作ができる扇風機『あしもとスイッチfan』を、全国ホームセンター、家電量販店および同社が運営するインターネット通販「くらしのeショップ」などで、4月上旬から発売する。
 足で扇風機のスイッチを操作した時、「行儀が悪い」と母親に叱られた経験から生まれた先輩のアイディアを引き継ぎ、様々なアイディアを出しあい、検討を重ね、カタチにする中で、指導担当の小久保寿也教諭がメーカー数社に提案すると、山善だけが応対し、商品化へ。強度や安全対策などの様々な課題に対応する中、体重計のボタン操作に着目。台座の先に足をイメージした5つのボタンを配置。スイッチをつま先で押すだけで操作できるため、両手がふさがっている場合や、かがまずに操作するためシニア層も腰への負担なく使用できるという新たなメリットも発見。高校生コラボ家電として商品化したもの。
 高校生は、電子機械科の今原順一さん、鈴木崇弘さん、今泉拓海さんの3人で3月1日に卒業している。今回の商品化について、「先輩から受け継いだ発想から商品になり、発売されるまでを体験でき、本当にうれしい。ぜひ、多くの人に使って欲しい」とコメント。進学・就職と新たな道を歩むが、「貴重な経験を活かし、モノづくりに携わっていきたい」との決意を述べた。
 なお、高校生のアイディアから生まれた扇風機「あしもとスイッチfan」の発売を前にした3月5日。山善が公式スポンサーをつとめるプロバスケットボールチーム「浜松・東三河フェニックス」の冠試合が浜松アリーナで開催。試合前に3人の高校生からフェニックス選手への贈呈式が行われ、開発への道のりを披露した。